香川県でジョブカード制度訓練生が誕生したそうです。
企業などで職業訓練を受けた人に、訓練の履歴や能力評価を記載した証明書を発行する国の「ジョブ・カード制度」で、カードを交付された県内の男女4人が3日、丸亀市のパソコン技能訓練所で初めて職業訓練を開始した。フリーターらの就業支援を目的にスタートした制度だが、5か月目でようやく“訓練生” が誕生。パソコンの専門知識を習得後、希望する企業で職業実習を受ける予定で、様々な経歴の4人は就職活動の一歩を踏み出した。
ジョブ・カードは、転職希望の就労経験者だけでなく、ニートやフリーターの若者、子育てを終えた女性らに職業訓練を積極的に受けてもらうのが狙い。カードによる国の“お墨付き”で就業を後押ししようと、今年4月に導入された。県では2012年度までの5年間に、8250人へのカード交付を目指している。
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ジョブカード制度が導入されてから、各都道府県が準備をはじめてやっと訓練を開始する県が出てきたようです。
開始から5か月目という事で結構時間がかかったようです。(参加企業集めに苦労しているようだったので、それが原因でしょうか・・・)
それにしても、ジョブカード制度はいきなり企業での研修から入ると思っていたのですが、香川県のケースでは、まず研修所で研修を受けてから希望する企業で職業実習を行うようです。
まだまだジョブカード制度についての情報が少ないので、もし当サイト閲覧者の人で参加した方がいましたら、メールや掲示板への書き込みなどで実情を知らせていただければと思います。
追記
今回の参加者は17〜21歳の女性3人と34歳の男性1人だそうです。
そして、男性の方は4年制大学を中退後、実家に引きこもっていたそうです。
父親の定年退職が、男性を就職活動にかりたてたようですが、団塊の世代の大量退職がはじまっている事を考えると、この様なケースがこれからも多数出てくると思います。
その時に受け皿となるのが、これまではハローワーク、ジョブカフェ、そして転職支援サイトだったのだと思います。
そこに新たにジョブカード制度が加わり、選択肢が増えた事は歓迎すべき事ですよね。
さらに追記
やっぱりジョブカード制度への参加企業を集めるのには苦労しているようです。
ジョブカード西へ東へ(若狭小浜の事務局日誌)
潜在的なニーズは大きいと思いますので、ぜひ頑張ってほしいですよね。
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