労働者と経営者の関係

労使(労働者使用者)の関係が昔とは変わりつつあるようです。

以前までは、極端に言うと経営者はふんぞり返っていてもよく、労働者は経営者のご機嫌を伺いながら仕事をするというのが普通でした。

しかし、ちょっと前TVで派遣社員やアルバイトを雇っている企業の社長が着ぐるみを着て社員にパフォーマンスをしている姿が映し出されていました。

それは、楽しい職場を作って社員のモチベーション(やる気)を上げる為や、社員を確保しておく為だそうです。

その様なことをしなければいけなくなった原因に、派遣社員やアルバイトなどの非正社員が物凄く増えている事があるようです。


以前までは、正社員が主で派遣社員などの非正社員は少数でした。

その状態にある時は、社員は安定した仕事と給料を与えられているので企業にこびる必要がありました。

逆に、経営者側にとってみれば与えるものをきっちり与えているのだから、自分は偉そうにしていてもいいのだという風になっていたのだと思います。(極端な話ですけどね^^;)

しかし、今現在、派遣社員やアルバイト、パートなどが低賃金で雇える事から様々な企業で利用されています。

就職氷河期や不景気の頃には、労働者側も低賃金でも仕方がないなぁという気持ちで働いていたので、経営者側も特に労働者に気を使う事はなかったのだと思います。

しかし、時代は変わって日本中で好景気に向かっています。

好景気に変わっても、不景気の頃に導入した非正社員の雇用のうまみをしった企業はそれをやめられずにいます。

しかし、経営側の気持ちとは裏腹に、労働者側は考えを変えるのが早いです。

つまり、好景気になって今現在、非正社員として働いている人たちにも賃金や福利厚生が好条件で働ける可能性が出てきていて、上手くいけば他の企業で働こうかと考えるようになっているようです。

また、アルバイトや派遣社員などは、正社員に比べて気軽に転職する事が出きるので嫌な事があれば直ぐにやめていくでしょう。

そうすると、今現在、非正社員を雇っている企業はどうすれば非正社員を安い賃金で確保して置けるのかと考えるのですよね。

その結果、某企業の経営者は、着ぐるみを着て社員にパフォーマンスをするという選択をしたようです。

つまり、完全に労使の関係が逆転してしまったのですよね。

「労働者は、使ってもらって上げている。経営者は使わさせていただいている」といった感じでしょうか・・・。


しかし、この関係長く続くとは思えませんよね。

さらに好景気が続けば、ますます好待遇、高賃金で働ける可能性が出てくるわけで、経営者のパフォーマンスとどちらを取るかとなれば、好待遇を取りますよね。

また、他企業では正社員として雇ってもらえるとなれば、そちらを取る人も出てくると思います。

そう考えると、社長のパフォーマンスなどに頼っているのではなく、雇用形態や待遇を見直す必要があるのではないでしょうか。


時代の転換期にうまれた、おかしな労使関係。

経営側と労働者側の信頼が崩れているのを、小手先の対処でしのごうとしている経営者もいるようです。

しかし、いずれ、それでは太刀打ちできなくなり、また正社員で雇うことや賃金の見直しを考えるようになってくるのでしょう。

それらの結果、労使関係も以前の様に「使うもの。使われるもの」に収まっていくのかもしれないですよね。

しかし、いつまでも小手先の手段にばかり頼ってしまう経営者もいるのかもしれません。

そういった企業はこれから淘汰されていくのかもしれないですね。

追記
今回は、非正社員の事を書いたのですが、正社員でも転職が増えていることを考えると経営側にとって社員を確保しておく事は難しくなるのですよね。

と言う事は、これから「正社員化」や「待遇の見直し」が行われても社員を確保しておける保証はなくなるのかもしれません。

それらの事も考えると、これからの企業は雇ってやっているという考えから「雇わさせていただいている」という視点がもっと必要になってくるのかもしれないですね。



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