「再チャレンジ」だけじゃ不十分

安倍晋三官房長官が掲げている、「再チャレンジ」支援政策。

再チャレンジしようとしている人たちの支援をする事を目的として、格差の是正に努めるように見えていたのですが、どうやら違うようです。

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記事によると、「負け組み」を生み出す構造はそのままに一度敗れた人をまたその戦いに挑ませる仕組みであるとの事。

つまり、この政策の究極は「負けても負けても何度でもチャレンジはできますよ」というものであり、その負ける原因になっている部分の改善はないので何度も繰り返すだけになる人も出てくるのです。

確かに、今現在非正社員の雇用が増えていてチャレンジは何度も出来るのですが、福利厚生や給料は良くないのでチャレンジしてもチャレンジしてもいわゆる「負け組み」からは脱出できないようになっていますよね。

また、引きこもりや不登校の若者の再スタートを支援するNPO法人「ニュースタート事務局」の二神能基(ふたがみのうき)代表は「問題意識を持ってもらえるのはありがたいが、再び上昇志向の競争に入っていく再チャレンジでは、若者はもっとしんどくなる」と心配する。

これも言えますよね。

競争社会の中で参ってしまった人を何度もその中に挑ませる事が得策であるとは思えません。

これらの事を考えると、再チャレンジの前に正社員を増やす事や競争競争していない労働環境を作るなどの雇用形態や労働環境の改善が必要な気がしてきます。

グローバルスタンダードを追い求めて、どんどん加速する競争の中で生まれた人間を疲れさせる社会に何度もチャレンジさせるのはどうなのでしょうか?
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コメント
私も同意見です。競争社会は日本には合わない。他へ奉仕することで喜びを得る日本人への回帰を切に願います。
自分だけ助かれば良いとか自分さえ金があれば良いなんて考えは、たとえステータスが高くなったとしても、人間性としては最低なランクです。
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