従業員に求められる型

う〜ん、昨日のブログにも書いたけど、企業は従業員にある型にはまる事を強いるものです。

その型にはまる事を受け入れなければ、採用しないという結論を下すのが企業というものです。

採用における選別方法なんて実は結構単純で、「なんだか見込みがありそうだ」「協調性がありそうだ」こんな漠然とした感覚だけで採用が決まることなんて多々あります。

そして、「みこみがなさそうだ」「協調性がなさそうだ」「将来も変わる事はないだろう」こんな事を思われると型にはまれない人なのだろうと考えて採用しないのです。

結局、どの企業も同じような型を持っていて、それが「見込み」であったり「協調性」であったりと一般的な能力とはかけ離れている事がよくあります。

新卒の人がよく、「学生時代に何をしておけばいいのですか?」と聞くのですが、それに応えられる採用担当者は実は少ないです。

OBの人に新卒者がこの質問をすると「遊んでおけ」といわれるのが落ちです。

それはなぜかと言えば、学生時代に身につく能力なんてたかが知れていると企業側は考えていて(実際そうです)、新卒者には上記した「協調性」とか「見込み」つまり自己啓発して伸びていける人という潜在的に持っているようなものが必要と考えているからです。

自己啓発できるかどうかは、大学のランクなどで選別される事もあります。

逆に、真面目に勉強だけしている人よりも、サークルや飲み会に参加している人の方が協調性があるととらえられて評価される場合もあるのです。



つまり、企業が求めている型は非常に限られていて、どこの企業も同じような型を求めているという事です。

そして、選考材料が非常に限られているので、簡単に人の順位づけが出来てしまうわけです。

この順位づけで最も得をするのは、生まれながらに優秀な人です。家庭環境が良かったり、生まれながらに才能を持っている人はスムーズに努力する事が出来るので上位にいる事ができます。

この様な人は人口の内1割くらいはいると思います。

そして、次が普通の人だけど、学生時代に工夫をして上位に入れた人です。

上位に入っていると必然的に余裕が生まれ、「協調性」が身に付き自己啓発をする事の重要性に気付きます。

そして、その次が本当に普通の人です。

この人は特に「協調性」が強かったり、自己啓発に熱心という事はないのですが、この様な人が世の中で一番多いので平均レベルとして企業に採用されていきます。

そして、悲しいかな学生時代に下手をして、下位に入ってしまうと協調性を身につける事ができず、自己啓発とは程遠い人になってしまうのです。

この様な、上から下までの人の人数がちょうどダイヤモンド型に分布していると言えると思います。



企業は採用選考で色々やっているのですが、その実態はダイヤモンドの上から順番に採っているにすぎません。

非常に単純なのです。

ですので、上記のダイヤモンドの最下位の方にいる人は苦労する事になってしまいます。


さて、ここまでかなりぶっちゃけた話を書いて我ながら嫌な感じなのですが、底辺にいる人にできる事はないのでしょうか?

あります。就職活動で苦労しているのでしたら、まず型を身に付ける事です。

上記したように企業が求めている型なんて、どこもたいして変わりません。

とりあえず「協調性」。これだけを身につけてみてください。これがあるとかなり生きやすくなりますよ。

そして、入社してからはコツコツ努力です。働く期間は40年ですよ。その間コツコツ努力をしていけば入社時の差なんてあっという間に埋まってしまいます。

最近は能力によって昇進するような企業も増えてきているので、努力すればするだけ報われる可能性は高くなってきています。


でも、これらの型にどうしてもはまれない人もいると思います。

少ないながらもこの様な型はずれの人を採用したいと考える企業もある事でしょう。

しかし、その様な少ない企業を見つけるのは難しいですから、相当努力が必要になります。

頑張ってください。



一方で、一般的に優秀と言われる人が実現できる成果の範囲をぶっ飛ばした業績を上げる起業家や芸術家といった人が出てくるのもこの様な型にはまらない人です。

結局の所、価値なんてものは人が勝手に決めたものにすぎません。

つまり、これは価値があると多くの人に認めさせればそれが価値になるのです。

多くの人が既に価値のあるものに群がっているので、上記した順位づけをされる入口に並んでいるのです。

しかし、この様な型にはまれない人は、違うところに価値を見出すので既にある価値というパイを分け合っている人たちよりも凄い成果を残す事があるのです。


ですが、岡本太郎しかり、イチローしかり、和田アキ子しかり、多くの起業をした経営者しかり、型にはまらない人が言うように型にはまらないという事は孤独であるという事と同一の意味です。

そして、孤独に打ち勝つからこそ新しい価値を生み出す事が出来るのだと思います。

逆に、孤独に耐えられず、奈落の底に落ちて行くのもこの様な立場の人たちです。


さて、採用選考におけるダイヤモンド型の底辺にいる人は、底辺ながら企業にへばりついて生きていく。底辺から上にあがっていけるように、普通の人が身に付ける型を身に着け一歩一歩あがって行く。新しい所に価値を見つけそれを育て上げる。

このどれかの選択をすればいいと思います。

文章にすると単純ですが、このどの道も紆余曲折、山あり谷ありです。

結局の所、どこにいてもそれに見合う努力が必要だと言う事なのだと思います。

なんだか最後は、一般的な結論になってしまったのですが、私の書ける事はこの程度です。(笑)

でも、努力ってやり方によっては楽しいものなのですよね。やる事によるとも言えるかもしれませんが・・・。


コメント
文章うまいですね。
昨日アルプス技研の話をよんで、僕が書こうと思ったこと、ほとんど全てかかれてます。

一般論になりますが、
あくまでダイヤモンドの話は世間の「価値」で決めた場合の話。
やりがいなどを自分なりの価値を見つけてそれを超えられたら、すばらしいことだと思います。

ただ、世間の価値観ってかなり自分に対しても力を持ってるんですよね。
子供のころは気づかなかったけど
大人になるとその破壊力に負けそうになります。

散文になってしまいました。
  • パットン
  • 2008/04/17 1:17 AM
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